河村そろばん教室

教室だより

ソロバンは脳の働きをアップします

昔は皆、ソロバンを習っていたものです。
昔の人は生きて行く上で 必要な勉強のことを
「読み書きソロバン」といいました。基礎学力を
身に着けるうえで、ソロバンは欠かせない存在だったようです。
電卓やパソコンで簡単に計算ができるようになり、ソロバンを使う人
が減ってしまいました。コンピューター授業の定着化の一方で基礎学
力の低下が今、大きな問題となり、それを解決するための教育の一環
として「そろばん」がクローズアップされてきたのです。
小学校でもそろばんを取り入れる学校が増えてきています。

なぜソロバン学習は脳の活性化に役立つか

賢い人とは、器(うつわ)の大きさ(知能・知恵)とその器の中身
(知識・学力)そして精神的に健康な人のことをさしていると思います。
従って、大きな器。しっかりした器を作ることにソロバンが役立つて
いることが脳研究者によって証明されています。
脳の神経細胞は150億もあるそうです。そして右脳・左脳に分か
れています。割り箸をパチンと割ったような2本の神経があり、それ
を繋ぐことが器を大きくしていくことになると言われています。
その繋ぐ役目にソロバン学習が大きく役立っているそうです。
医学的にも、そろばん・ピアノなど指先運動は、神経細胞を活性化
すると言われており、練習すればするほど2本の神経が繋がっていく
のです。だから小さい時からソロバンを習うことで大きな器を作るこ
とになるのです。

ソロバンに期待される学習効果や可能性

音楽を聴いているときは右脳、計算をしているときは左脳を使ってい
ることがデーターで裏付けされています。ところが、そろばんの有段
者の読み上げ暗算中の脳波を解析すると右脳の後でした。つまり計算
にもかかわらず、イメージの部分だけが動いているパターンが出た
そうです。一般に普通の人が計算する場合、頭の中で数字に置き換え
ながら計算しますので左脳をつかいます。ソロバンの上達と共に珠算
式の暗算は、珠の動きをイメージするだけでリラックスして計算して
いることも証明されています。ソロバンは上達すると自分の頭の働き
よりも速く指が動き左脳を刺激します。珠算式暗算は珠の動きを
イメージするだけで右脳を使って計算します。両脳が活性することに
なり、頭の働きが良くなります。特に珠算式暗算で培ったイメージ力
は教科書を暗記する際などにページごとイメージ化されて頭に入って
きて暗記することも得意のようです。

21世紀をになう子供達に、そろばんトレーニングでバランスの
とれた思考力や、ひらめきが育まれていくことを念じながら毎日の
指導に専念しています。お子様方の可能性にむかって応援してあげ
てください。